菅首相が所信表明演説 財政再建へ超党派会議 年金議論 消費税上げ視野(産経新聞)

 菅直人首相は11日午後、衆院本会議で就任後初の所信表明演説を行い、財政再建のため「税制の抜本改革に着手することが不可避」として、消費税率引き上げを視野に超党派の「財政健全化検討会議」を設置するよう野党側に提案。年金制度に関し、党派を超えた国民的議論を始めるための基本原則を示した。

 首相は演説冒頭、「政治とカネ」と米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移転問題で引責辞任した鳩山由紀夫前首相の行動を「勇断」と評価。「最大の責務は挫折を乗り越え、国民の信頼を回復することだ」と訴えた。

 新内閣の課題として「戦後行政の大掃除の本格実施」、「経済・財政・社会保障の一体的立て直し」、「責任感に立脚した外交・安全保障」−の3つを柱に。「戦後行政の大掃除」では、事業仕分けによる無駄の根絶や公務員制度改革のほか、地域主権の確立など前政権の取り組みを引き継ぐ考えを表明。郵政改革法案に関しては、民主党と国民新党の連立合意に盛り込まれた「速やかな成立を期す」との文言を引用した。

 「経済・財政・社会保障の一体的立て直し」では、地球温暖化防止や社会保障などの政策課題を経済成長につなげる「第三の道」を提唱。巨額の債務残高について「財政破(は)綻(たん)に陥る恐れがある」と強い危機感をにじませた。口蹄(こうてい)疫対策に関しては、感染拡大の阻止や農家の生活支援・経営再建に万全を期すと約束した。

 このほか、首相自身の生い立ち、サラリーマンの家庭で育ったことや、市民運動への参加、厚相時代に薬害エイズ問題に取り組んだ経験などを披露し、演説の最後で、「リーダーシップを持った首相」を目指す考えを強調した。

 また、菅首相は演説で、今月23日に沖縄県糸満市で開催される「沖縄全戦没者追悼式」に参列する意向を表明した。就任後初の沖縄訪問。仲井真弘多県知事との会談を調整する方向だ。

雑記帳 人間向け「鹿せんべいアイス」が人気…奈良(毎日新聞)
口蹄疫 宮崎、日向も感染疑い 都城の牛3頭は「陽性」(産経新聞)
口蹄疫 菅首相が宮崎入り 畜産農家で消毒作業視察(毎日新聞)
<菅首相>「元気が出た」…出身地の山口・宇部を訪問(毎日新聞)
9%→52%、無党派層の内閣支持率が急上昇(読売新聞)

シー・シェパード事件 反捕鯨元船長、傷害は否認 初公判「意図なかった」(産経新聞)

 環境保護を標榜(ひょうぼう)する米団体「シー・シェパード(SS)」メンバーによる日本の調査捕鯨妨害事件で、傷害や艦船侵入など5つの罪に問われた抗議船「アディ・ギル号」の元船長、ピーター・ジェームス・ベスーン被告(45)の初公判が27日、東京地裁(多和田隆史裁判長)で開かれた。被告は「いかなる人にも傷害を負わせる意図はなかった」とし、調査捕鯨船団の乗組員(24)にけがをさせたとされる傷害罪のみ否認。ほかの4つの罪は起訴内容を大筋で認めた。

 ベスーン被告は艦船侵入について「正当な理由があった」、威力業務妨害については「背景にはいろんな事情があり、これからの審理で明らかにしたい」と述べた。SSの一連の妨害行為が初めて裁かれる公判は28、31両日にも開かれ、6月中にも結審する見通し。

 検察側は冒頭陳述で「熱傷を負う可能性のある危険な液体(酪酸)を投げた」と指摘。船内に侵入した動機を「捕鯨船団の船長と接触するところをドキュメンタリー番組のカメラマンに撮影させようと考え、侵入を企てた」と主張した。

 一方、弁護側は「酪酸がリンゴなどよりも酸性が弱いとSSのメンバーから聞いており、危険性を認識していなかった」などと主張した。

 起訴状によると、ベスーン被告は2月11日、南極海で日本の調査捕鯨船団の監視船「第2昭南丸」に酪酸入りのガラス瓶を放ち、異臭を拡散させて業務を妨害、乗組員1人にけがをさせたほか、同月15日には、防護用ネットをナイフで切り、同船内に不法侵入するなどしたとされる。

ウイルス作成者ら2人逮捕=個人情報流出、現金詐取容疑―全国2例目・警視庁(時事通信)
僕らの学食を守るぞ! 経営難、生徒らボランティア店員(産経新聞)
殺人罪の適用認めず=裁判員裁判で初―傷害致死罪適用・水戸地裁(時事通信)
皇太子さま、シンポご出席(産経新聞)
<エフオーアイ>三重審査すり抜け 売上高60倍に(毎日新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。